坂井 かをり

定価: ¥ 777
販売価格: ¥ 777
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発売日: 2007-03
発売元: 岩波書店
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がん緩和ケア最前線 (岩波新書 新赤版 (1067))について友人が話していたのを聞いて、早速私も読んでみました。読めば読むほどに驚きの連続でした。
読んでいなければ、もしかしてずっと知らないままでいたかもしれません。本当にビックリしたというのが本音です。読むほどにこの世界に対する正しい理解や新しい情報を得られることができました。
私ががん緩和ケア最前線 (岩波新書 新赤版 (1067))オススメしている理由がここにあります。がん緩和ケア最前線 (岩波新書 新赤版 (1067))を読まないままでいると、絶対に損しちゃいますよ。
誤った情報を持たれる前に、一度こちらを読まれることを是非オススメしたいと思います。
「緩和ケア」を正しく理解するために
末期がんに対する最新の取り組みを知りたくて読みました。
疼痛コントロールと平行して、苦痛を除くための放射線治療を行うなど、患者・家族・医療スタッフが一緒に取り組む「緩和ケア」。
ただ、「緩和ケア」という言葉を社会へ正しく浸透させる以前に、日本にはまだ「告知」という問題が根強く残っていると思われます。
告知あっての緩和ケア――この前向きな治療が、都市部だけでなく地方へも広く普及することを願っています。
我がこととして「緩和ケア」を
本書には、代表的に8人の患者さんの実例が報告されています。その中の一人高橋さんは、四国の海沿いの町の出身です。そんな親近感から、第3章「がんの痛みをとる」を特に念入りに読ませていただきました。
ようやく辿り着いた緩和ケア病棟。そこで痛みがとれて、高橋さん(58歳・肺癌リンパ腺転移)の新しい治療が始まったのでした。放射線治療です。その副作用は、抗がん剤に比べると大きくはないといわれていますが、吐き気・倦怠感・照射した場所の灼熱感・日焼けのような痛みが出て来ます。しかし、鎮痛剤のおかげで、高橋さんの痛みはほとんど抑えられていました。楽しみなマッサージの時間もありました。自宅に外泊することも一時許されました。歩行訓練も始まりました。がんばったおかげで、一時退院も果たしました。
抗がん剤治療と緩和ケアの壁が今、問題になっています。切り替えてしまうのではなく、「並行して早くから」とは言っても、なま易しいことではありません。しかし、それはどうしてもはたしてほしい医師の努めであり、癌患者の願いであるかと思います。ただ、人にはどのような選択も許されていると信じています。
目からうろこの一冊です
この本を読むまで、緩和ケアは「がんの末期の患者さんのためのもの」だと、私も勘違いしていた。この本では、多くの患者さんのエピソードを通じて、緩和ケアとは何かが、平易な言葉で語られている。静かな語り口であるだけに、説得力があった。こうした医療が存在すること、それががん患者や家族を支え続けること、その大切さがよくわかった。このような温かい医療が、本当に広がっていって欲しいものだ。
