額田 勲

定価: ¥ 777
販売価格: ¥ 777
人気ランキング: 163886位
おすすめ度:

発売日: 2007-05
発売元: 岩波書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
がんとどう向き合うかについてご紹介いたしますね。もちろんすでに読まれている方も多いとは思いますが・・・。
私も初めは友人に薦められました。この事について良く知っている友人に聞いて正解です。がんとどう向き合うかは、初心者の私にもとても分かりやすく書かれていて、なおかつ難しい表現はほとんど無く読みやすい書籍でした。
友人が初心者の私にがんとどう向き合うかを薦めてくれたのが、よく分かりました。
がんとどう向き合うか以外にも沢山の本があります。もしどの本を読もうか迷われていたり、初めて探されているなら、こちらの1冊をお薦めします。
最高のかかりつけ医に会えた。
医師も患者本人も、「選択と決断」は難治性がんであればあるほど難しい。医師も悩み後悔し、患者も最終的に個人で最後の決断をせねばならない。難治性がんに直面し、根治術を選ぶか、姑息的な保存治療を選ぶか、解なきところに解を求める、本当に考えさせられた。遺伝情報の伝達、転写、翻訳というがん細胞の一連の流れ、転移、再発がん、化学療法、放射線療法については参考になり、また特に膵臓がんや胆道系がんや肺がんについては気をつけねばとはっとさせられた。しかし本書を読み最も考えさせられたのは患者と医師の関係や、医師の考え方の重要性であった。患者のQOLを考えている医師、患者の希望を絶ってしまう権限をふるう医師、患者が最終的な選択と決断をするに、再発のリスクを正確にはっきり告げてくれる医師、こういう医師の見極めが患者自身に求められ、それが自分を救う術かもしれない。地域のかかりつ医の重要性も知ったことで、参考になること満載の真面目な良い書であった。
医者と患者、共に向き合いたい
著者は医者の立場から、様々なガン患者を診て、その人に合った対処法を心掛けながらも、個々のケースにおいて必ずしも患者に合った対応を見い出せない点に自責の念を感じる。そして、真にガンとどう向き合うかを考察する。良心的態度だと思う。
私の父は10年程前、胃ガンの手術を受け、その後5年程余命を保ったが、結局脳に転移し、脳腫瘍で亡くなった。また、義母は一週間程前、やはり胃ガンの手術を受け、現在術後の様子を見ている所である。そして、双方共、患者やその家族にとっても「がんとどう向き合うか」は重要な課題である。
父の場合は、母がまだ動ける年齢だったので、実家の病院に掛かった。手術は幸いに成功し、その後は定期健診と薬(抗ガン剤ではない)を飲む程度で、後は本人の好きなようなように暮らした。脳腫瘍で再入院するまで、私から見て充実した晩年を過ごせたと思う。義母の場合は、義父共々年齢が行っているせいもあり、二人とも私の家に迎える事にした。手術後、医者からは「外科的対応はこれで終わりです。後は術後の経過を診て、抗ガン剤を飲むか否か決めるだけです」と言われた。飲むかどうかは、患者本人の意志で決めるとの説明があったが、言葉の端々には「飲んだ方が良いです」との意向が窺えた。これに対して「飲みません」と患者から言うのは難しい状況だ。ガンのため、生活環境は変り、殆ど必然的に抗ガン剤を飲む事になって、患者から見て「向き合う」ための選択肢はあるのだろうか。単に精神的に「向き合う」しか方法は無いのであろうか。
患者と医者、あるいはその他の機関(医者が個人で全て対応するのは困難だと思うので)が共にガンと向き合う体制が必要なのではないかと思った。
